明王峠〜景信山  2015年3月28日

地図:与瀬・八王子
 
 
登山日は気温も高め風もなく絶好の天気。相模湖から10分程にある与瀬神社に到着し
本殿を礼拝の後神社の庭から明王峠への登山口に入って行く。初っ端にシナレンギョウ
の黄色の花が鮮やかに咲き、チョウセンレンギョウとは雌蕊が雄蕊より長いので区別
できるとNさんに教えてもらう。石のゴロゴロした坂をゆっくりと登るがまだ体が坂道に
慣れてないので呼吸が苦しい。
足元にタチツボスミレの紫色の花が枯れ色の背景の
中に小さな華やかさをみせ、春蘭が草の中で身を隠すように咲いていて心を和らげて
くれる。

植物は春の準備に若葉を出し夏や秋に咲くウバユリやシラヤマギクもすでに葉を出し
ている。
辛抱強く登って行くとなだらかな山道になり右側は杉の植林左は雑木林に
なっている。森は冬の眠りから醒めてない冬景色だ。それでも、アブラチャンの黄色
い花が彩りを添えてくれる。カラスザンショウとタラノキが並んであり比較がし易かった。
大平小屋に到着、小休憩後山を巻きながら明王峠に至る。明王峠には多くの登山者
がくつろいでいた。私達も昼食タイムとする。正面に冠雪の富士山が雄大な姿をみせ
てくれている。


景信山へは杉林の下りを慎重に歩く。二つ、三つの小さな瘤の山を登り降りして景信山
に至るのだが、巻き道があることを発見し迷わずこちらを選ぶ。それでも最後の登りは
ひと踏ん張りで頑張った。景信山には茶店がある。ベンチの前方は山々や町が開けて
見えている。二年前の四月中旬にこのコースを歩いた時は山桜が満開で山が山桜に
包まれていた。白い花に紅色の葉っぱがつややかで美しく、山桜の良さ美しさに感嘆
したものだった。今日はそれがなく寂しいがもうしばらくすると春の女神が薄いベール
に包まれて顔を出すものと想像していた。景信山からは小仏峠まで一直線に下る。
山はまだ冬景色だったが春の気配を少し感じた一日でした。

<コースタイム>

相模湖駅8:29
与瀬神社9:05-9:15
大平小屋10:35-10:40
明王峠11:35-12:10
景信山13:45-14:05
景信山登山口15:05
小仏バス停15:15-15:40
高尾駅16:10

<参加者:4名>


 








与瀬神社の木の鳥居 明王峠への分岐と明王峠への最後の階段
明王峠からの富士山 景信山への山道
まだまだ冬の中の木々 景信山からの景色
   
ヒカゲスミレ
シュンラン
 
アラカシ(新葉の展開)  ヒカゲスミレとタカオスミレ