徳本峠越えウエストン祭

(コーラス部60周年記念山行)



 2015年6月5日(金)〜6月7日(日)

2日目 曇り ・ 3日目 晴れ



地図  上高地

参加者  A班7名 ・ B班2名
<コース>  
6/5 A班 新島々駅16:36―石川旅館(泊)

6/6 宿発5:20―徳本峠入口5:30〜5:45―二俣7:45〜8:00―岩魚止小屋10:55〜11:20―水場13:45〜13:55―徳本峠14:50
〜15:15―明神下17:20―山のひだや17:30(泊)
6/6 B班 新島々駅(バス)13:15〜13:30―大正池14:20―着後上高地散策―山のひだや17:00(泊)

6/7 宿発8:00―河童橋9:00―コーラス練習9:20〜9:40―ウエストン祭10:00〜11:00―式典終了後解散―上高地バスターミナル(バス)13:20―新島々駅14:25
 
第69回ウエストン祭が6月の1週目の日曜日に開催され、コーラス部の60周年の記念山行として、A班の徳本峠越え組とB班の現地に直接行く組とに分かれ計画をした。

A班は前日に島々の宿に宿泊し、6日の早朝徳本峠入口より出発した。夜通し降り続いた雨は丁度やんだが、川の流れはかなり増水していて、沢沿いをずっと行くこの先が案じられた。地元の小学生達や日本山岳会信濃支部をはじめとするその他多くのパーティー に混ざって二俣へと向かった。

二俣より先は沢沿いの細い道となり、大勢のパーティーを先に送るのには難儀した。沢を渡すしっかりとした橋が架けられていたが、岩魚止小屋先の先、数か所に架かけられた橋は朽ちかけたはしご状の橋で、大変怖い思いで渡った。

最後の水場から沢を離れ、九十九曲がりのジグザグに付けられた道に高度を稼ぐが、疲労が次第に出て互いに励まし合いながら3時前にようやく徳本小屋に到着した。あたりは一面ガスに覆われて展望はなしであった。小屋の方から温かな豚汁が振る舞われ、冷えた身体に有り難く頂いた。

下りに少しの雪渓が残っているだけで、咲き始めたばかりの花々に感動し、無事に明神下に到着した。宿でB班と合流、上高地散策を楽しんで来たとのことであた。

翌日は晴天となりあたりの山々が美しい。河童橋のたもとでコーラスの練習をしウエストン祭の式典に向かった。地元の小学生のコーラスや信濃支部の方々のあいさつなどで式典を盛り上げていた。坂倉さんがまだいらした時の式典がなつかしく思えた。 
   
 これより上高地に向かってさぁー出発!  雨上がりのむせる緑の中二俣へと向かう
   
二俣より沢沿いに付けられた細い登山道を行く 
  
 離れ岩の道標
   
 沢沿いを岩魚止小屋へと
     
 カモメラン  ギンラン
   
 タガソデソウ  道標  クルバマツクバネソウ




 
 
岩魚止小屋で大休止   岩魚止小屋のシンボルカツラの大木
     
 岩魚止小屋先はワイルドな怖ーい橋を何度か渡り返す  クルマバソウ  ツバメオモト
   
 最後の水場ちから水を過ぎるとガスが濃くなる  崩壊されていた登山道
   
 九十九曲がりを登って行くと小さな花々が咲き誇っていた  ニリンソウの群落が登山道を飾る
   
 ようやくたどり着いた徳本峠小屋  温かい豚汁がふるまわれおいしく頂く
   
 小屋のかたわらに咲くイワカガミ  1箇所だけ雪渓が残っていた
   
 シロバナエンレイソウ  咲き始めの初々しいサンカヨウ
   
 緑に映えるミツバツツジ  ノビネチドリ
   
 明神付近のラショウモンカズラの群落  明神下に着くと山々の姿が見えて来た
   
晴れ渡る青空の下、宿泊先の山のひだやと明神岳を背後にコーラス部60周年記念山行の記念写真をハイチーズ! 
   
 河童橋から岳沢、穂高を望む  六百山を望む
   
 梓川のほとりでコーラスの練習 をし、美しい歌声があたりに響いていた。
   
元クラブ会員だったMさんが信濃支部代表で詩の朗読され、また地元の小学生のコーラスでウエストン祭を盛り上げていた。 
 
 ウエストン碑の前で無事に山行を終えた。みなさんお疲れさまでした!
          
初々しく咲き始めたばかりのベニバナイチヤクソウが晴れ渡る上高地に咲き誇っていた