尾瀬 笠ヶ岳


                            2014年7月11日〜12日(晴れ)
   <コース>                                                       地図   至仏山
7/11 上毛高原駅(バス)12:25―鳩待峠14:45 鳩待山荘(泊)
7/12 鳩待峠5:10―オヤマ沢田代7:15〜7:30―小笠8:50―笠ヶ岳山頂分岐10:00―片藤沼10:15〜10:20―笠ヶ岳往復10:30
〜11:00―オヤマ沢田代13:05―鳩待峠14:35〜15:00(バス)―上毛高原駅17:45
                                                                参加者   4名
  台風8号が関東地方に接近したが、勢力を弱めながら足早に過ぎ去ったので11日の計画は中止とし、出発時間を遅らせて東京駅を出発し午後に予約していた鳩待山荘に入った。
翌朝、夜行バスで訪れたハイカーが次々と到着し一気に賑わいが増す。ガスが立ち込める中5時過ぎに山荘を出発。整備された登山道を至仏山に向かって進む。オヤマ沢田代から笠ヶ岳への分岐となり、ここからぬかるみの悪路に変わる。台風の接近もあってなおさらの如くひどいぬかるみの登山道に足を取られながら笠ヶ岳を目指した。小笠に近づくにつれおなじみの高山植物の花々が増して来る。笠ヶ岳直下にお目当てのウスユキソウの花々が次々と現れ、気持ちがはずんだ。山頂への分岐より静寂な片藤沼に立ち寄る。再び分岐に戻り山頂をピストン、岩陰に咲くホソバヒナウスユキソウに感激し往路を戻った。
以前訪れた時は静かな良い山であったが、団体グループのツアーや多くのハイカーが訪れるようになり様変わりしてしまったのが残念だった。
 

鳩待山荘
 

ズダヤクシュ
 

ツマトリソウ
 

雲海の尾瀬ヶ原
宿泊先の鳩待山荘より至仏山方向をに向け出発。ガスが漂う雨上がりの登山道脇にはおなじみのゴゼンタチバナ、ギンリョウソウ、マイヅルソウ、イワナシ、ズダヤクシュ等の樹林帯に咲く花々がみずみずしく美しい。  
 

オヤマ沢田代
 

イワイチョウ

急な登りを過ぎて広々としたオヤマ沢田代に出る。ワタスゲ、イワカガミ、イワイチョウ等々の満開の花々が田代に彩りを添えていた。 
   
 オヤマ沢田代から笠ヶ岳への分岐を行く。、雨上がり後の登山道はひどいぬかるみとなり足を取られながら進んで行く。
 

朝の笠ヶ岳方面はガスの中
 

小笠のお花畑
 

ヒメシャクナゲ
 
 悪沢岳の樹林帯を抜けると視界が開けるが、ガスがかかって景色はいまひとつはっきりとしなかったが、小笠に着く頃は青空に変わりチングルマ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ヨツバシオガマなどの花々が咲き誇っていた。 
   
前方に大きく笠ヶ岳の山容が広がり、後ろ後方に至仏山の景色を望む。
    

          開花寸前のウスユキソウ
 

ホソバヒナウスユキソウ
 

笠ヶ岳直下のウスユキソウ
 

岩場に咲くホソバヒナウスユキソウ
 

武尊山を望む
 

山頂への分岐
 笠ヶ岳直下の巻き道の斜面はいろいろな高山植物に混ざり多くの咲き始めのウスユキソウの株が現れカメラタイムとなる。これより山頂への分岐となる。左手に片藤沼がそして右手後方は大きく武尊山を望む。
   
笠ヶ岳山頂分岐より湯ノ小屋方面に15分程で静寂な片藤沼到着、水面のおくに燧ヶ岳を望む。再び分岐に戻り山頂へと向かう。 
 

笠ヶ岳山頂
 

山頂より至仏山を望む。
ひと登りで山頂にたち360度展望を満喫した。岩場に咲く ホソバヒナウスユキソウに感激し往路を戻った。
   
天候が晴天に変わったので、行く時程のぬかるみではなくなったものの、ズブズブのぬかるみのコースをオヤマ沢田代へと戻りやれやれほっとする。朝のけしきとはうって変わり晴れやかな視界が広がって 、至仏山から下山する多くのハイカーとともに鳩待峠へと戻った。