小春日和の穏やかな日が続いておりますが、本日はエーデルワイス・クラブ 創立６０周年記念祝賀会にご出席頂き、誠にありがとうございます。 皆さまもご存じのようにクラブは故坂倉登喜子名誉会長が山の好き女性だけの 登山クラブを１９５５年（昭和30年）に発足致しました。 ここに６０年間と言う輝かしい歴史を刻むことが出来ましたことに、感慨深いもの があります。これもひとえに緒先生や緒先輩そして会員皆さまひとりひとりのご理解とご協力と深く感謝しております。
さて、クラブの現状を簡単にふれますと会員数８２名、山行数は延べ５８８７回を超えました。１か月の山行は平均５〜６回、
年間参加者延べ人数４５０人を超えました 。この５年間の会員数は徐々に減少していますが、いま述べた状況は横ばいです。
むしろ最も頑張っている状況です。皆さんに「あっぱれ！！」と賛辞の言葉を贈りたい心境です。
節目ごとに行われています記念行事も５月にカメラ部が中心に「四季おりおりの詩」と題して写真展が開催された。さらに、国内
記念山行も各部らしい指向を凝らした味のある山行の数々でした。
また、海外記念山行は１０周年に１９６９年（昭和?1年〕ペルー・アンデス遠征が初めてでした。２０周年はネパールランタントレッ キングでした。会員数も増え、実力をつけたクラブは５年ごとに行われるようになりました。
そこで、６０周年記念トレッキングはランタン谷、イタリア・ドロミテ、モンゴルと計画をたてました。 しかし、ランタン谷は例の大地 震で破壊的状況となり、やむをえず断念しました。 結局イタリア・ドロミテとモンゴルが計画通り行われた。無事に終えられたこと に安堵しています。
全ての記念行事を終え、なお一層の結束さが光ったことを実感しました。来年刊行される「記念号」の会報を待つばかりです。
この節目を期にエーデルワイス・クラブが今後の発展を目指して、新たなスタートとなることを願っています。
最後に、皆さまのご健勝とご発展を祈念して、私のあいさつとさせて頂きます。 ありがとうございました。
会長 釜口邑江
気にかけていた天候に恵まれて、１１月７日スクワール麹町にて、５６名の参加者を得て開催された。
ゆったりとした集まりにしたい、との実行委員会の意見で、交通の便の良い場所、時間の余裕がとれる内容になるよう準備を
おこなった。
記念撮影は開会の前に会場で行い、会場整理の間も、歓談出来て、大変賑やかであったが手はずどおり開会となった。
工藤副会長の開会の言葉、藤島会員の司会により会は進められ、クラブソングを合唱し、続いて釜口会長挨拶、６０周年記念
事業成功への感謝とクラブの現状とこれからについて話された。
永年会員安藤さんの音頭で乾杯を行い、会食、歓談へと進行した。 会食と共に、工藤会員の力作「思い出のスクリーン」 が
上映され、初期の白黒の写真から楽しそうで綺麗な最近の山行の様子が映し出され、大変好評であった。
新旧の会員によるインタビューは、クラブの多様性を表していて、それぞれ、山、クラブに寄せる想いの豊かさをうかがえた。
この集まりに寄せて、今回初めて披露された坂倉さん作詞の「ヒマラヤの銀の星」を合唱し、コーラス部提案の各部作詞による
「思い出のアルバム」を各部員が合唱して、参加者全員が輪になり「今日の日はさようなら」で祝賀会を終えた。
今回の記念品として作成したバンダナは、創立時にお世話になった山下一夫氏、坂倉さんのエーデルワイスをもとに大沢会員
がデザインしたものである。 渡辺洋子 会員
コーラス部提案の各部作詞による「思い出のアルバム」を各部員が合唱。
